相坂文樹はちょっとばかりゲーム好き・妄想好きではあるけれど、ごく普通の一般的男子…のつもりだった。
 春休み最後の日、達成感やコミュニケーションをゲームの中でやりきってしまうことに危機感を覚えた文樹は、新学期という区切り、遅まきながら部活を始めようと決心する。趣味で小説を囓る文樹は文芸部へと考えていたが…結局、決めたのは一字違いの『電芸部』 それは…生徒会長のワガママで創られた実質ゲーム研究部だった。
 その部室があるという取り壊し予定の旧校舎へ行ってみると…なんと、部室の床から温泉が噴き出すハプニング! しかも、湯柱の中から裸の少女が現れ…ゲーム機から伸びるケーブルを文樹の胸に接続してしまう?
 意識を失った文樹が目覚めると…そこは不思議なデジタルワールド。ぼんやりと白い月が浮かぶ夜の教室、現れたのはエレディーユという淫魔だった。彼女は淫魔らしく文樹に迫り、「人の欲望データを集めて欲しい」と願う。
 自分の世界に帰ってきた文樹の携帯ゲーム機は、いつの間にか別物に改造されていた。そのマシンは…人の欲望をゲーム化するという『パンドオラ』 この不思議なゲーム機が、ヒロイン達を巻き込み…一体どんなビッグタイトルを創り出していくのやら!?
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■ 2008 Q−X ■