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スタッフこだわり 第1回
〜音楽編〜
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初めまして、Q−Xの溝口です。
ここは本来、キャラクタがゲーム紹介やお喋りをする特設サイトなのですが、
今回、制作スタッフがみずから、次回作『姫さま凛々しく!』における、
作り手としてのこだわりをアピールしていくコーナーを設けてみました。
第1回の今回は、音楽担当の溝口です。
ゲームの音楽に限らず世の中のどんな音楽でもそうなのですが、
歌やテーマ曲のような耳や口でメロディを追いかけて楽しむ曲もありますし、
メロディに固執せず音の混濁を楽しむ環境音楽としての曲もあります。
最初の『たいせつなうた』ではテーマ曲やメロディを強く主張しましたが、
その後『こころナビ』でテーマ曲を無くし、全体の雰囲気を重視してみました。
しかしゲーム音楽というものは、昔から両方が混在し秒単位で変化する中で、
自然とその対比を味わえるようになっておりました。
そこで今回は、その両方を出来るだけ満遍なく用意することで、
それぞれの良さをお互いの対比で感じて戴けるようにしてあります。
メロディ主体の曲は、メロディは歌い手でそれ以外はコーラスになるように、
環境音楽は全てのパートが混ざって一つの固まりに聞こえるように考えつつ、
昔のゲーム音楽なども振りかえりながら作ってみました。
その為か『ひめりり』の曲は前二作と比べても、多い曲数になってしまっていました。
もっとも、我々はこれでもまだ足りないなどと考えているぐらいですが…。(笑)
例によって音楽ジャンルもバラバラで、とりとめが無いという印象もあるかと思います。
しかし「一曲が一作品」であると共に「全曲で一作品」でもあるという、
ゲーム音楽本来の味わいを感じていただけたら、僕としては感無量です。
さて、『姫さま凛々しく!』の音楽を作るにあたって、
具体的に重点を置いた場所を説明いたします。
今回重点を置いたのは、
「時代不詳・国籍不明」と「日常」と「テーマ曲」です。
それぞれの点についてご説明すると…。
「時代不詳・国籍不明」
前二作と違って、今回は現代や近未来じゃないです、でも過去でもないのです。
どうやら日本じゃ無いようだしファンタジーRPGっぽい曲にするかな。
…と思っていたので、要求が全然予想から外れていたので凄く焦りました。
まぁ結果的には、いつもの感じで落ち着きました。ですので、
「ヨーロッパあたりの中世ファンタジー学園モノ」としてじゃなくて、
あくまで『どっか知らない国の国籍不明学園モノ』として聞いて下さい。
「日常」
学園モノでプレイヤーの方が最も聞く事になるのが日常的に流れる曲です。
今回は、日常の描写で流れる曲が非常に多く用意されています。
やはり日常を彩る音楽は多ければ多いほど良い!
…という事で、今回は飽きられる事の無い質と量で勝負します。
「テーマ曲」
そして、ここが一番のこだわりですが、キャラクターテーマを付けました。
キャラの特徴を表現するためキャラのプロットとにらめっこをしながら、
各々のテーマ曲を用意しました。
因みにみさらのテーマ曲を作ってる時、リテイクを食らいまくって、
完成するまで10日ぐらいかかったというのは、内緒です。
「でも僕はみさらというキャラが非常にお気に入りですので、
この人のテーマ曲のアレンジなら何曲作っても平気です、はははは」
と、みさらのテーマアレンジをいっぱい作ったら怒られました。…閑話休題。
全体を通じて『飽きない曲を作る』ことを念頭に
少し変わった曲から懐かしい感じの曲まで、幅広く用意しました。
発売はもう少し先ではありますが、ぜひご期待戴きたいと思っています。
2006年 3月10日
溝口哲也
余談
えー…茉森さんに
「好きなキャラについてでも書いといて」
と言われたので、少し追記です。
本文にも書きましたが、みさらが好きです。
僕は尊大で自信家で本当は寂しがりな、トラみたいな人は好きなのです。
…ツンデレ好きとか言わないように。
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■ 2006 Q−X ■ |
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