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きゅーくす普通の掲示板
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新コロナまた流行ってきていますね 投稿者:弥永壱哉 投稿日:2022/07/21(Thu) 07:30 No.3379  
suzuna.jpgC100参加券抽選申込中ですが、1ヶ月後どうなっているでしょうね。
症状自体はあまり恐れていませんが(病気持ちなので怖いですけど)、運営団体がどう判断するか気になっています。

Twitterで書くのは躊躇したのでこちらに書かせて頂きます。すみません。
茉森さん、逸樹さんお身体ご自愛ください。


人は乳のみにて生きるにあらず 投稿者:やあ!キミも貧乳を讃えてみないか!? 投稿日:2022/06/24(Fri) 00:03 No.3375  
yume.jpg「人はパンのみにて生きるにあらず」 いと高きお方は申しました。
つまり偏食は良くないって事ですよね(コラマテ!!)ヽ(¯д¯;)ノ

さて、今夜は年に一度の我が女神様の生誕祭!
彼女の魅力は数々あれど一番を挙げるとすれば?
Q-Xヒロインにはミニマムな娘さん、ぽっちゃりさん、伝統の妹キャラ、ママン!
そして私の最も好みである隠れ貧乳キャラまでをも擁しながら、あえてオーソドックスなヒロインスタイルの彼女に惹かれるのは、ややもすればポンコツとも言われそうなその性格の可愛さゆえかもしれません。

梅雨時とは思えぬ暑さの中、一年で最も熱い日がやって参りました!
我らが女神(ヒロイン)を讃える声に皆様もご唱和下さい!!

Happy birthday 夢!君がこの世界に生まれて来てくれた事に感謝します!!
(*^◇^)/・:*【祝】*:・\(^◇^*)


Re: 人は乳のみにて生きるにあらず 源 佳月 - 2022/06/24(Fri) 00:36 No.3376  

rinko.jpg今年も日付が変わって僅か3分、素晴らしき仲手川夢への愛情!
毎年この日は、確実に書き込まれているので、掲示板を確認しに来るのが楽しみになっています
最近は忙殺され、誕生日おめでとうツイートも怠りがちですが、今日だけは何とか気力を搾り出して来ました
これからも、貴方を惹きつける彼女の魅力を書き込み続けて下さい
僕も、できるだけ誕生日ツイート続けていきます!


Re: 人は乳のみにて生きるにあらず 茉森晶 - 2022/06/24(Fri) 22:18 No.3377  

admin.jpg>やあ!キミも貧乳を讃えてみないか!?様

いつもありがとうございます!&何もできておらずすみません!
『隠れ貧乳』というのは、こころリスタの真理歩のことでしょうか……
カバーしていただいてて、嬉しく思います。

眼鏡っ娘というだけで異端扱いする人もいるというのに、
夢をオーソドックスなヒロインと言ってくださることに涙(笑)


>源さん

源さんもほんといつもありがとうございます!
小心者でエゴサできない身としては、
源さんのツイート&RTが数少ない自分の存在価値を
再確認できる機会です(笑)
でも、決して無理はされないよう……
誕生日ツイートだけでも大変なのは
私もよくわかってますので……!


まっ!松の内だってお正月なんだからねっっ! 投稿者:乳は貧しくともはぁとは錦 投稿日:2022/01/07(Fri) 20:55 No.3374  
yume.jpg本日は早くも正月の7日。みなさんは七草粥を召し上がられましたか?まったく葛は良いとしても萩や桔梗を粥に入れてどうやって食べろって言うんでしょうね?オイマテ‼︎(TдT)

この年末はめろんの通販委託でEroYoro? 10を買い〜の、Q-X20周年記念タペを買い〜のと盛りだくさんでございましたが、何と言っても極めつけは夢サンタ!!
ついついサンタさんに夢のエロいグッズをおねだりしたくなる素晴らしさでありました!
新年となり、Q-Xのお二方にもご壮健で25周年30周年とますますのご活躍をお祈り申し上げます。

と言う訳で本年もよろしくお願い申し上げまする。


Re: まっ!松の内だってお正月なんだからねっっ! 茉森晶 - 2022/06/24(Fri) 22:30 No.3378  

admin.jpg遅レスすみません!

同人誌も、20周年タペストリーも、
ゲットしていただいてありがとうございます……!

相変わらず、なかなかオリジナル創作作品を
見せられておらず、情けない限りなのですが、
近いうちに小説的な形などででも、
新しいキャラクターを見てもらえたら……と思っています。

さすがにもう、興味持ってくださる方も
かなり少数でしょうし、自分を納得させるのも大変ですが、
あらためて足掻いてみたいところ……。


国民の祝祭日にしても良いと思うんだなぁ 投稿者:魔法の貧乳天使 ナイチチゲール( ゜д゜) 投稿日:2021/06/24(Thu) 00:11 No.3370  
yume.jpg今年も無事この祝祭の日を迎える事ができました。
厳かな気分で共に快哉を叫びましょう。

我らが女神畏くも麗しきその御名、仲手川夢
その御身、世に生まれ出でし今日の日を寿ぎて
祝いの言の葉畏み畏み申まをす

はいっ!それではお手を拝借
『お誕生日おめでと〜っ!夢!!』
ィェ──゜+。:.゜ヾ(*′∀`)人(・ω・*)ノ゜.:。+゜──ィ!!


Re: 国民の祝祭日にしても良いと思うんだなぁ 茉森晶 - 2021/06/24(Thu) 23:05 No.3372  

admin.jpgいつもありがとうございます! 超感謝です!

新しい絵もなく申し訳ないのですが、
できるだけ大きめの画像を作り直したりしているので、
サイトのHomeに載っているTwitterまとめから
ご覧くださいね。


Re: 国民の祝祭日にしても良いと思うんだなぁ 魔法の貧乳天使 ナイチチゲール( ゜д゜) - 2021/06/29(Tue) 23:43 No.3373  

yume02.jpg画像サイズアップ等々きめ細やかなサービス、感謝申し上げると共に謹んで拝領いたしまする(*´艸`*)
20周年記念タペストリーにも期待をいたしております。

いつの日か、夢の抱き枕or添い寝シーツをGETするのが野望(笑)


遠い日の思い出なんだけど〜(笑) 投稿者:リアル貧乳ってステキ 投稿日:2020/10/10(Sat) 01:45 No.3369  
yume.jpgああしまった!10日になってしまった。
2006年10月9日のこと。前夜から新宿行きの深夜バスに乗って上京。
その日はQ-X5周年記念イベントが大々的に開催された記念すべき日でした。
お二人にサインを戴こうと行列する人々の一人としてその場に居合わせた喜びを今も憶えています。
あの頃はまだ、こんにちの自分に比べ繊細?(笑)で大胆な心を持てず、せっかく持って行ったTECH GIAN謹製のマナヒィーゼ様テレカにサインを戴くことが言い出せなかったほろ苦い思い出が・・・。
今でもこの日付を明確に辿れるのは、帰りの新幹線の電光掲示板で見た北の某国の核実験のニュースがあればこそ。
一生忘れない良き日の思い出ですね。


Re: 遠い日の思い出なんだけど〜(笑) 茉森晶 - 2021/06/24(Thu) 22:57 No.3371  

admin.jpgきゅーふぇすから15年……とうとう20周年になってしまうんですね。
あんな幸せイベントを開催してもらって、今でも夢のようです。
本当にありがとうございました!

それにしても、憶え方がアレですね(笑)


来年の今月今夜、再来年の今月今夜 投稿者:控えめなお胸の女性って…スバラスィー!! 投稿日:2020/06/24(Wed) 00:05 No.3364  
yume.jpg気がつけば一年が経つのも早いもの。
世の中じゃ災害があったりコロナの禍があったり。
そんな中でもここを訪れれば、Q-X=お二人のご健勝とご活躍に触れて心癒される。
そんな紳士の夜の社交場。

今年もやって参りました。
我らに夢と潤いを与えてくれるヒロイン。
全国56億7千万人の仲手川夢ファンの皆さん!さあ、ご唱和を!!
『Happy Birthday 夢!僕らに夢をくれてありがとう!!』


Re: 来年の今月今夜、再来年の今月今夜 茉森晶 - 2020/06/24(Wed) 19:11 No.3365  

admin.jpgずっと放置しててすみません……。
夢のことをずっと憶えていてくださって、
本当にありがとうございます!

Q-Xとしてはもうなかなか成果をお見せすることが
できませんが、それでもこうして私達のキャラクターが
心に残っていてくれること、本当に嬉しく思っております。

こんなふたりですが、何かある時には
見ていただけていたら幸いです……!

世の中とんでもなく大変なことになっておりますが、
くれぐれもお体に気をつけて!


暑いですね。体調大丈夫ですか? 投稿者:弥永壱哉 投稿日:2019/08/05(Mon) 14:23 No.3363  
suzuna.jpgご無沙汰してます。
茉森さん、逸樹さん
暑いですので熱射病に気を付けながら作業してください。
8月末に大阪行くんですけど、暑いんでしょうねー。どきどき。


Re: 暑いですね。体調大丈夫ですか? 茉森晶 - 2020/06/24(Wed) 19:23 No.3366  

admin.jpg一年放置になっててすみません……。

というわけで、次の年ですが現在暑いです;;;
今年は夏コミもないので、そんなに大変ではないかもですが……
弥永さんも、くれぐれも体調にはお気をつけください!

あ、Twitterのアイノとシャンレナが毎日呟くのを
見ることできていて、幸せです。
あらためて、ありがとうございますっ!


Oooh きっと来る きっと来る 投稿者:我が貧乳に一片の悔いなし! 投稿日:2019/06/13(Thu) 00:55 No.3360  
yume.jpg本日6月13日は、里中ひすい(たいせつなうた) の誕生日でございますyo
後発のQ-Xちっこいヒロインとは対照的に、ちっこくっても実はスゴいんだぜ!な女のコ。

そして本日からもういくつ寝ると・・・姫りり&こころナビの発売日に挟まれて、きっと来る きっと来る。
6月24日は、仲手川夢の誕生日。仲手川夢の誕生日でございます(大切な事なので二度言いましたよ)。

ルリ・ママンを筆頭に6月のQ-Xヒロインは粒選り。粒選りと言えば6月はサクランボの季節でございます。
月初めには山形で500円硬貨程の大きさのサクランボがお披露目されたとかで、
その昔黄色いサクランボを摘まんでみろだとか、しゃぶってごらんだかエロい歌が有りましたが、
実写の世界ではお胸の平かなヒトほど大きくて色素の濃いサクランボが備わっておりまして、
「アレ、きっと弱点に違いない」と思っているのに男優が関心を示さないものだから、
ブライトさんばりに「何やってんの!弾幕(責めが)薄いよ!!」とツッコミを入れてしまう始末ーーー
はっっ!?い、今のくだりはワタシの背後霊が自動書記したのであって、決して個人の趣味では・・・っっ。

かくの如き、貧乳スキーの私でも宗旨を曲げちゃうのが仲手川夢でごじゃりまする。


やっとキタキタ 我が貧乳に一片の悔いなし! - 2019/06/24(Mon) 00:07 No.3361  

yume.jpg驚き桃の木山椒の木、一気に時を渡りきり、遂に出た出たやっと出た。地球のアイドル、仲手川 夢ッ!
年に一度の重要イベント、仲手川 夢の誕生日がやって参りました!
今日は月曜日だけど地球の祝日にしてもイイくらいですね。
ハイッ!では皆さんもご一緒に『Happy Birthday 夢』!!


異世界からの呼び声 我が貧乳に福地ホワイト六片の悔いなし! - 2019/06/29(Sat) 08:56 No.3362  

yume02.jpg源 佳月さんより、Twitterサイドよりフォローを賜り感謝申し上げます。

また、源 佳月さんの「こころリスタ!」についてのツイート『全員エロ担当です』
は、けだし名言でございます。
なろうことならばルリ・ママンもエロ担当であったなら、エロ王子をも凌駕する存在に昇華した事でしょう。


Re: Oooh きっと来る きっと来る 茉森晶 - 2020/06/24(Wed) 19:30 No.3367  

admin.jpgあまりにも一年前ですが……一応ひとことだけでも、と
レスつけさせていただきました;

ルリのことも推してくださってたんですよね。
今年Twitter誕生日飛ばしてしまった気がするので
すみません……。

さくらんぼ……いいですよね(笑)

というか、Twitterやってらっしゃるのでしょうか?
アカウント教えていただきたい……もちろん、
適切な距離を保たれているということでしたら諦めますが。
Twitterの方も、いつもいーかげんですみません(汗)


Re: Oooh きっと来る きっと来る 控えめなお胸の女性って…スバラスィー!! - 2020/06/24(Wed) 23:44 No.3368  

yume.jpgあいやー!かえってお気を使わせてしまいました!!
以前にもちょっと触れましたが掲示板形式以外のSNSに苦手意識が御座いまして…
もっとも、生来のナマケモノゆえ放置状態になるのも如何かと思っての事なんですが(笑)
しかしながら、正直な所これまでにROMってばかりいた御方のTwitterにメッセージを送りたいと思い始めた今日この頃。
今年に入ってからと言うもの、新しい何かにに挑戦したいと実際に手がけた事も幾ばくか。
Twitterも始めましたなら真っ先にお知らせいたします。
どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げまする。


たいせつなうた異聞 投稿者:現在考案中 投稿日:2019/04/22(Mon) 01:42 No.3347  
kenshiro.jpg たいせつなゆめの二次創作。
 ただし、設定についてはかなり独自というか勝手にやってる。


Re: たいせつなうた異聞 現在考案中 - 2019/04/22(Mon) 01:46 No.3348  

kenshiro.jpg1回目



(……あ)
 それに気づいて苗代友弥(なえしろ ともや)は視線を少しだけあげた。
 いつもの教室のいつもの風景。
 午前中の授業の半分が終わった頃。
 また音が聞こえた。


 それを音と言ってよいのかは分からない。
 さざめく、震動のような何か。
 かすかに音のように聞こえるというだけのものである。
 これを友弥は、最近よく聞くようになった。
 派手さのない静かな。
 耳に心地良く、心にも穏やかに触れてくる。
 聞いてて面白いというわけではないが、何となく耳を傾けてしまいそうな旋律。
 この日もそれが聞こえてきた。
 前触れも何もなく。
 そして。
 そのまま世界がぼやけていく。
 色があせるというか、輪郭がぼやけるというか。
 音が聞こえるようになってから度々遭遇する現象である。
 それを見て、友弥は席を立つ。
 それに気づく者も咎める者もない。


 音が聞こえるようになってから、こういった現象が発生していた。
 他の全ては停止してしまい、動く気配もない。
 友弥だけは例外で、そんな中で一人だけ動く事が出来る。
 そして、そんな友弥に他の者達が気づく事もない。
 こうなってしまったら友弥に出来る事は無い。
 また、何をしても誰も問題にはしない。
 その事に気づいてからは、友弥は気兼ねする事無く勝手に動く事にしていた。
 周りの事を気にしても何の意味もないのだから。
 何より、再び全てが動き出すまでする事もない。
 その退屈を紛らわせるためにも、そこら辺をぶらつく事にしていた。


 それに、今は多少なりとも目的がある。
 その目的が今日も目的の場所にいる事を願いながら、教室をあとにした。


Re: たいせつなうた異聞 現在考案中 - 2019/04/22(Mon) 21:20 No.3349  

kenshiro.jpg たいせつなゆめってなんだよ、たいせつなうただろ、と今更気づく後の祭り。


Re: たいせつなうた異聞 現在考案中 - 2019/04/22(Mon) 22:58 No.3350  

kenshiro.jpg2回目



「あ、先輩」
 屋上に出た友弥に声がかけられる。
 全てが止まってるこの世界で、友弥と同じように動いてる数少ない例外。
 それが元気よく手を振って友弥を迎えた。
「今日は遅かったですね」
「そうか?」
「ええ。
 いつもなら、もう何秒か早く来てたと思うんですけど」
「たった何秒かだろ?」
「まあ、そうなんですけどね」
 笑いながらそう言う相手に、友弥は呆れたようにため息を漏らす。
 とはいえ、相手に嫌悪感を抱いてるわけではない。
 むしろこういう軽口には好意を抱いてもいる。
 言ってる相手にも同様に。
「ま、近くについては勘弁してくれ」
 そう言って表情を崩す。
 傍目にはそうと分からないだろうほどに変化が無かったが。
 しかし、相手はそれを察して笑みを浮かべる。
「あ、ようやく顔の強ばりがとれた」
「そんなに強ばってたか?」
「ええ、とっても」
 面白そうに言いながら、相手は友弥の顔に指を向ける。
「そういうコワーイ顔はしない方がいいですよ。
 折角かっこいいのに」
「ほっとけ」
 お世辞混じりの忠告を一言で払いのける。
 そう言ってもらえるほど顔立ちが優れてるわけではないのは、友弥自身がよく理解している。
「まあ、立ちっぱなしもなんですから、座りませんか?」
 そう言って相手は、手近な所に腰をおろす。
 ここ最近、定番になってる座席だ。
「さ、早く」
 ぱしぱし、と自分の隣を手で叩き、友弥を促してくる。
 それに応じて友弥は、先に来てた相手の隣に腰を下ろした。


 白月文(しらつき あや)。
 それが相手の名前であった。
 同じ高校に通う、一つ下の一年生。
 止まってしまう世界の中で、変わることなく動き回れる数少ない仲間であった。
 そんな彼女と共に、止まってる世界の中で一緒に過ごす回数は少しずつ増えている。
 とはいえ、特別何かをするというわけではない。
 するのは他愛のない事を話すだけ。
 それも専ら文が喋り続け、それに友弥が相づちをうつと事を繰り返している。
 元来喋る事が苦手な友弥は自分から話しかける事もなく。
 また、喋り続ける文も友弥の反応を期待してるわけではなかった。
 しかし、不思議とそんな事が二人にとってはさほど苦痛でも無く。
 今もこうして止まった世界の中で、こんなやりとりを繰り返し続けていた。


 文は自分が見聞きしてきた事を友弥に語り続け。
 それに友弥は「ふうん」「へえ」といった気のなさそうな返事をしていく。
 全く会話のように見えないやりとり。
 それが止まった世界の中で、かすかに聞こえる旋律を背景にして続けられていった。


 そんなやりとりが暫く続き。
 さすがに話す内容も無くなってきた頃。
 文は口を閉じ、目を空に向ける。
 ようやく静寂が二人の間に訪れる。
 それが数秒か、はたまた数分か。
 あるいは何十分か過ぎた頃なのか。
 時計すら止まってるこの状態では、流れていく時間を確かめる術はない。
 日差しも一向に傾く気配を見せないので、余計に時間の流れが掴めない。
 ただ不規則に続く旋律だけが、幾ばくか時の流れを感じさせてくれるだけである。


「……不思議だな」
「この音がですか?」
「ああ」
 長い沈黙を破って、友弥が口を開く。
 それに応じて文も続く。
 二人が出会って、同じように時間を過ごすようになってから、何度も繰り返してきたやりとりである。
「この音、どこから聞こえてくるのかな?」
「どこなんでしょうね」
「それに、不思議と飽きないんだよな」
「そうですね。
 ずっと聞いてたいです」
 もう何度目かになるやりとりである。
 だが、それでも二人は、この世界で常に響き渡るかすかな旋律についてこう語り。
 そして静かに耳を傾けていく。
 その音がそのうち消えていくまで。
 二人並んで座りながら、聞こえてくる旋律を楽しんでいった。


Re: たいせつなうた異聞 現在考案中 - 2019/04/23(Tue) 23:27 No.3351  

kenshiro.jpg3回目



 終わらないものはない。
 いつまでも続くと思われた旋律も、やがては途切れていく。
 その頃合いを見計らった二人は、
「そろそろだな」
「そうですね」
と言って立ち上がる。
 音と共に始まった止まった時間は、音が終わると同時に動き出す。
 そうなるまでに元の場所に戻ってないと大変な事になる。
「それじゃ、また今度」
「ああ、そうだな」
 手を振りながら去っていく文を友弥は見送る形になる。
 結局は校舎に入り教室に戻るのは一緒なのだが。
 それでも、文が先に戻り、友弥はその後にゆっくり続くというのがいつの間にか定例となっていた。
 この日もそれは変わらず、足早に文が先に戻っていく。
 特に急ぐ理由もない友弥は、旋律が途切れる頃合いを見計らいながら中に入っていく。


 それは何となく二人が作り上げたルールのようなものだった。
 この瞬間が始まったら、動く事が出来る二人だけで一緒にいて。
 再び時間が動き出したら他人のままでいようと。
 その為、学校内などで普段見かけた時にも声をかけあう事などはない。
 友弥も文も徹底して他人同士という態度をとり続けている。
 実際、学年が違う事もあり、普段の二人に接点はない。
 同じ部活という事もないので、放課後に顔を合わせる事も無い。
 そんな二人が、ある日突然親しげに接し始めたら奇異な目で見られるだろう。
 それをお互いに何となく危惧して、普段は他人のふりをしている。


 ならば何らかの形で接点を作れば良いのだろうが。
 そうする程に積極的ではない二人は、殊更接触しても問題のない理由を作ろうとはしなかった。
 友弥は基本的にそれほど積極的に動く方ではない。
 労力を費やして何かをするという事を基本的には嫌う。
 やらなければならない事ならばともかく、そうでない事に時間を割いて手間をかけるのが嫌なのだ。
 おしなべて消極的であった。


 文の方が求めてくるなら、それに応じるのもやぶさかではないのだが。
 しかし、文も普段の友弥との接点を求めるという事はなかった。
 確かめた事はないのだが、時折学校内ですれ違ったりする事から、そうなのだろうと思っている。
 それならそれで構わないので、友弥としてもこの件について話そうと思った事は無い。
 時間が止まってるその時だけ一緒にいられるならそれで充分だった。


(でも、もう少し仲良くなれたらいいかもしれないけど)
 そんな事も思いはする。
 そこは健全な男子であるから無理もない。
 しかし、だからと言って不用意に接近するのもどうかと思ってしまう。
 折角女の子と一緒にいる時間があるのだから、それはそれで上手く保っていたかった。
 変になれなれしくしてそれが壊れたらどうしようという恐れもある。
 とりあえず今はそれほど悪くはないはずなのだから、この状態を続けておきたかった。
(もったいないけど……)
 女の子と二人きりという状態であるのに、と思うのだが。
 こればかりはどうしようもないと思うしかなかった。


Re: たいせつなうた異聞 現在考案中 - 2019/04/24(Wed) 21:26 No.3353  

kenshiro.jpg4回目



 そんな変化はあっても、日常は全く変わらない。
 朝起きて学校に行って、帰宅してバイトか塾に通う。
 こんな事を繰り返すだけである。
 何の変哲もない、平均的かもしれない男子高校生の生活がそこにあった。
 気になる事と言えば、次の試験の出題範囲と問題内容。
 そして、結果がどうなるかだけ。
 気になるのはそんな事くらいで、他の事に気を回すような事などほとんど無かった。


 とはいえ、さすがに時間が止まる事については色々と思うところはある。
 何であのような事が起こるのか。
 何故、自分は動けるのか。
 そして聞こえてくる音はいったい何なのか。
 悩んで考えても答えが出てくるわけではない。
 それでもやはり考えてしまう事はある。
(何か意味があるのかな?)
 何かしら原因があるのかもしれない、という事くらいは考える。
 だが、それが何であり、知る事が出来たとしてどうするのか、とも思う。
 そもそもとして、これが解決せねばならない問題なのかも分からない。
 たまたま何かしらの理由があってこのような事態になっているのだろうが。
 それも時間が経過する事で無くなり、再びもとの通りになるかもしれない。
 だとすれば、時間が止まる事についてあれこれ考える意味も無い。
 実際、何がどうなっているのか、今後どうなるのかは分からないが。
 それでも今のところ、この出来事を説明する何かがあるわけでもない。
 悩んでもどうしようも無い事である。
(まあ、なるようになるか)
 そう考えて思考を強制終了させるのが、この問題にぶちあたった時の対応になってきていた。


 疑問は残る。
 なぜ、どうして、とは思う。
 しかし、考えても答えは出て来ない。
 ならば、そこにとらわれてる時間が無駄になる。
 それならば、他の事をしてる方がよほど建設的というものである。
 そう考えることが出来るくらいには、友弥は合理的ではあった。
 しかし。
 そう割り切れるほど理性的というわけでもない。


 気になるものは気になる。
 やっても意味がないと分かっていても、はいそうですかと納得出来るわけでもない。
 謎が謎のままであれば、その答えを知りたいと思うのも人情だ。
 解消出来ない疑問をそのままにしておけない。
 少しでも答えに近づきたいとは思う。
 だからこそ、考えてるだけではいけない。


 考えても無駄なのは、解決の糸口が何一つないからだ。
 つまりは、圧倒的な情報不足である。
 情報がなければ、どれけ考えても意味が無い。
 推理や分析は、それが出来るだけの材料があって始めて出来る事だ。
 ならば、今やるべき事は調査になる。
 現状を把握するための、現状を確かめるための何かが必要である。
 手がかりが絶対に必要だった。
 これが無ければ、どれだけ頭を働かせても意味が無い。


(とはいえ)
 そこまで分かっていても、やはり手詰まり感は否めない。
(何を調べればいいんだか)
 時が止まるという現象の原因を示すようなものがどこにあるというのだか。
 それが分からないから結局は手がかり探しすらままならない。
 とにかく分かってる事がすくな過ぎる。
(音が聞こえる事くらいだもんな、あれが起こるのを示すものって)
 その音すらもどこから流れてきて、なぜ耳に届くのかが分からない。
 やはり、全てが手詰まり状態と言えた。


 それでも何か手がかりはないかと、ネットを検索したりもする。
 該当しそうな単語を打ち込み、表示されるサイトを確かめていく。
 それこそ、入力した単語が使われてただけの論文から、事実かどうかも疑わしいオカルトまで。
 とにかく満遍なく、出来るだけ多くの情報にあたっていった。
 しかし、決定的な情報は無い。
 こんな怪現象、まともに扱われてるわけもないだろうから、それも当然だろう。
 また、仮に似たような現象がかつて発生していたとしても、記録として残されてるのかどうかすらあやしい。
 あったとしても、それがネットに掲載されてるかどうかは分からない。
 結局、友弥に出来る範囲で何かを探るという事は不可能に近いものがあった。
 全く可能性がないわけではないにしても、その可能性は限り無くゼロに近い。
 それは普通の人間には不可能と言っても過言ではない事だった。


Re: たいせつなうた異聞 現在考案中 - 2019/05/20(Mon) 01:55 No.3356  

kenshiro.jpg5回目



(でもなあ)
 調べたところで分かる事はほとんどない。
 それはやむをえない事ではある。
 だが、だからといってこのままにしておきたくもない。
 何でも良いから、多少なりとも情報が欲しい。
 問題なのは、その為に手段が分からない事だった。
(どうすりゃいいんだか)
 そんなのただの高校生に分かるわけもない。
 おかしな事に巻き込まれてるだけで、特別な能力をもってるわけではないのだ。
 平々凡々の一般人に出来る事など高が知れている。
 それでもどうにかして何かが分かればと思い、無駄と思える努力を続けていた。


 とにかく出来る事が少ない。
 金も時間も技術も人脈もない高校生である。
 専門家に頼ろうにも、それがどこにいるのかも分からない。
 分かっていたとしても頼める伝手がない。
 仮にそれがあったとしても、支払う対価がない。
 ならば自分でどうにかしようにも、何をどうしたらいいのか分からない。
 そもそもとして、いきなり世界が止まり、自分だけが動けるというこの現象。
 こんな事に詳しい専門家などいるのだろうか?
 そして、こんな事に対応する技術や知識とはどのようなものなのか?
 結局は打つ手無しという事になってしまう。
 なのだが、もしかしたらという期待をこめて、ささやかな努力を続けていた。


(何でもいいから、反応があればいいんだけど)
 掲示板やSNSなどにも書き込んでいく。
 まともな反応があるとは思えなかったが、何もしないよりはマシだと思ったからだ。
 また、こんな事をする事で少しは記録を残せるかもと思いもした。
 そうしておけば、他の誰かが何らかの参考にするかもしれないと思って。
 それに、もしかしたら同じような体験をしてる誰かが見つけにくるかもしれない。
 かすかな可能性に期待して、無為に思える活動を続けていく。
 結果は芳しいものではないが。


 友弥の書き込みに集まってくるのは、興味本位の人間くらいである。
 あるいは冷やかしや茶化しが目的の連中。
 有益とはとても思えないものばかりであった。
 はっきり言って、相手にする価値もない。
 そこから分かる事は、暇人が意外と多いという事くらいだろうか。
 あと、友弥が巻き込まれてる現象に見舞われてる人間は、とりあず他にはいない事。
 無意味な返信を寄越してくるような者達の中には皆無である。
 なので、情報収集の手段という観点からすれば、ネットへの書き込みはほぼ失敗と言ってよい。
 もはやそれは、友弥の日記以上のものではなくなっている。
 それでも辞めないのは、もしかしたらという可能性を捨て切れないからだった。


(何やってるんだか)
 そう思いもする。
 だが、何もしないでいるのも、それはそれで可能性を捨ててるようにも思える。
 例え無駄になるかもしれなくても、やれる事はしておきたかった。
(……寝るか)
 もうやる事もない。
 あとは次の日に備えて眠るだけ。
 眠いわけではないが、いつまでも起きてるつもりもない。
 翌日の学校に備えて、さっさと横になる。
 そのうち寝入るだろうと思いながら。


Re: たいせつなうた異聞 現在考案中 - 2019/05/25(Sat) 21:30 No.3357  

kenshiro.jpg6回目



 翌朝。
 まどろみから覚醒した友弥は、すぐに異常に気づく。
 窓から入る日差しが部屋の中を明るく照らしてるのは良いのだが。
 それと共に耳にあの音が響いている。
(おいおい……)
 まさかと思って周囲を見渡す。
 とりあえず手近にあった目覚まし時計から。
 思った通り、それは動きを止めていた。
「嘘だろ……」
 最悪の予想が当たっていく。
 どうも今回は、朝も早くから世界が止まってしまっているようだった。


 思わぬ展開に呆然となってしまう。
 さすがに、朝から世界が止まるなんて思ってもいなかった。
 今までは日中に起こっていたので、なんとなく昼頃に時間が止まるものと思っていたのだが。
(いや、そう決まってるわけでもないんだろうけど)
 目の前で起こってる現象を見て、それがただの思い込みであったと思い知らされる。
 何らかの規則性があったわけではない。
 いつも不意打ちのように発生し、暫くして元に戻るという事だけしか分かってない事である。
 今回のように、朝っぱらから発生したとしても、何一つおかしくはないのだ。「つってもなあ」
 そうは言っても、いきなりこのような事をされては驚くしかない。
 出来れば事前に説明くらいはしてもらいたいものだった。
「まあ、ゲームのチュートリアルみたいにはいかないか」
 現実はそこまで便利ではない。
 何の説明もないのが当たり前ではある。
 教科書や手順書に説明書。
 そんなものがあるのは、ごく一部だ。
 さすがにそれくらいは理解するだけの頭と経験はある。 
 だが、謎が謎のままというのは勘弁してもらいたいものだった。


 そのまま家にいてもしょうがないので、学生服に着替えて外に出る。
 いつ時間が動き出すのか分からないし、どのみち学校にはいかねばならない。
『今日は早めに学校に行く』と書き置きだけ残して、ゆっくりと自転車を走らせていった。
 むろん、素直に学校に向かうつもりはなく、適当に道草をくっていく。
 一応、学校外がどうなってるのか探索するという理由もある。
 これまで、時間が止まるのは平日の日中で、学校の外に出るのは難しかった。
 時間に余裕があるならともかく、いつ止まってる時間が動き出すかわからない。
 それは今も同じなのだが、学校の中にいるよりは余裕がある。
 また、これまでの経験上、時間が動き出すまでには結構な余裕があるのも分かっている。
 時計が止まってるので具体的にどれくらいなのかは分からない。
 だが、数分程度で時間が動き出す事は無い。
 自転車で動き回れば、そこそこの範囲を巡る事が出来る。
 こんな状況ではあるが、だからこそ今まで出来なかった事をやってみる事も出来る。
(学校に行って、それから周りを走ってみるか)
 いきなり時間が動き出しても遅刻をしないようにはしておく。
 逆にそれだけ気をつけるならば、いくらでも動く事が出来る状態だった。


 走ってみて分かった事だが、本当に何も動いてない。
 時間が時間だけに人も車も少ないが、それらは例外なく動きを止めている。
 おそらくそうであろうとは思っていたが、実際に目で見るのは初めてである。
「あらまあ……」
 つとめて暢気そうに呟くが、実際はかなり驚いている。
 そうであろうとは思っていたが、全てが停止するという現象はかなり広範囲に及んでる。
 学校だけではなく、その周囲、少なくとも友弥の家の付近まで効果範囲に入っている。
 それを自分の目で見るとかなり衝撃的だった。
 特に圧巻だったのは、交通量の多い国道と、そこに並ぶ車の並。
 本来なら時速数十キロで走ってるであろうそれらが、全て例外なく止まっている。
「これまた……」
 驚き呆れ、そして何も言えなくなる。
 しかし、それを見たからこそはっきりと確信する事も出来た。
 今、この世界は本当に止まってるのだと。 


Re: たいせつなうた異聞 現在考案中 - 2019/06/07(Fri) 00:39 No.3358  

kenshiro.jpg7回目




「本当にどうなってんだよ」
 一通り自転車であちこちを巡り、学校に到着する。
 時間はまだ動いてないが、これ以上外にいても得るものもなさそうだった。
 手がかりになりそうなものもなく、延々と止まってる存在を見続けるだけ。
 そんなものを見ていても得るものなどない。
 それに、響いてる音が少しずつ小さくなっていた。
 停止がとける前兆である。
 すぐに全てが動き出すわけではないが、余裕を持って動いておくにこした事は無い。
(けどなあ)
 だとしても少しばかり問題があった。
(この時間だと早くつきすぎるよな)
 まだ登校時間に余裕のありすぎる頃だ。
 こんな時間に学校に行っても、まだ校門はあいてない。
(上手く時間を潰さないと)
 消えていく音と学校までの距離を考えながら、程よい頃合いに到着するように調整していく。
 遅刻にならず、さりとて早く到着しすぎる事もない。
 そのあたりを狙って。
(どっかで時間を潰すしかないな)
 学校に向かう途中で、適当に休めるところがあるならそこに行こうと思った。
 幸い、それなりの大きさの公園がある。
 時間が動き出してから少しくらい休むのに丁度よい。
 動き回って少し疲れてもいる。
 ついでにコンビニで何か買っていくかとも考えた。
 そもそも朝食を食べてないので、これでは午前中もちそうもない。
(骨折り損だな)
 そこまで動き回って、得られた事はほとんど無かったのだ。
 朝の貴重な時間を無駄にしてしまったような気がした。


 そんな事を考えてるうちに周囲が動き出す。
 その瞬間に始まる様々な音が鳴り始める。
 世界が止まる時の音とは違う、生活が生み出す音だ。
 車の走行音はもとより、様々な電化製品、人の足音、息づかい。
 それらが合わさって、確かな音になっていく。
 それは音と認識するには静かなものではあるかもしれない。
 しかし、夜の静けさには無い確かな音が鳴り響いていた。
 世界が動き出すと同時に耳に入ってくるそういった音に、友弥は少しばかり顔を歪めた。


 持っていたスマートホンが着信したのは、そんな時である。


(誰だ?)
 こんな朝っぱらから電話をかけるような知り合いはいない。
 余程の緊急事態ならともかく、そこまで切羽詰まってるような者もいないはずである。
 少なくとも、今まで朝早くや夜も更けてから電話をかけてくるような奴はいなかった。
 何事かと思ってスマートホンを取り出す。
 画面にはメールの着信を示すアイコンが表示されていた。
 いったい誰だと思いつつ受信欄を開く。
 メールのやりとりをするような相手は少ない。
 そんな数少ない相手とも、そう頻繁にメールをやりとりするような関係ではない。
 珍しく連絡でも入れてきたのかと思った。
 だが、着信したメールの差出人は知らない名前だった。
(迷惑メールか?)
 そう思って中身を開く事なく削除しようとした。
 これくらいの警戒は当たり前の常識だ。
 だが、それでも件名くらいは目にしてしまう。
 見る気はなかったが、一度は受信メール一覧を開かねばならないので避ける事は出来ない。
 目にするのはほんの一瞬だけなので、気にする必要もない事ではある。
 だが、そうして目にした件名が気になった。
 短く、それこそ用件を端的に伝えるような言葉だった。
 もし用件を伝えるのが目的だというならば、そのメールはしっかりと役目を果たしたと言えるだろう。


『夢で待つ』


 件名に書かれたその言葉は、確かに友弥の頭に残った。
 なんだそりゃ、と思いはしたが。
 けど、それ以上何も思う事もなく、淡々とそのメールを削除した。
 その中に何が書いてあったのかは分からない。
 知る必要もないと思った。
 出所不明な不審なメールなのだから、気にする必要も無い。
 そのまま友弥はメールの事をすぐに忘れ、布団に入って寝た。


「あ、来た来た」
 夢の中で、そんな声をかけられるまでは。


Re: たいせつなうた異聞 現在考案中 - 2019/06/08(Sat) 04:37 No.3359  

kenshiro.jpg8回目




「は?」
 というのが出てきた声だった。
 それはそうだろう。
 見ず知らずの人間に声をかけられたのだから。
 相手はそんな友弥に、
「まあ落ち着いて」
と笑顔を浮かべながら声をかけてくる。
 なれなれしいその態度が、あからさまに不審者っぽかった。
 ふと思い出す。
 人を騙そうとする奴は、親しげに(つまりはなれなれしく)接してくる。
 騙す相手に不審がられないように、親切そうなふりをすると。
 目の前の笑顔を浮かべる者は、まさにそういう態度をとってるように思えた。
 自然と警戒してしまう。
 そんな友弥に相手は、
「まあ、警戒するのは仕方ないかな」
と言って少しだけ困ったような顔をした。
「でも、ちょっとだけ聞いてもらいたいんだ」
 何をだ、と思ったが口には出さない。
 それよりも、さっさとこの場を立ち去るために頭を働かせる。
 だが、次の瞬間、その考えは吹き飛んだ。
「君の世界で時間が止まってるでしょ。
 その事について話をしたいんだ」


「な……」
 絶句した。
 なんでその事を知ってるんだと思った。
 だが、相手に尋ねようにも声が出てこない。
 思考がまとまらない。
 何をどう尋ねればいいのか分からない。
 人間、衝撃を受けた瞬間には様々な機能が停滞する。
 今の友弥はまさにそういう状態だった。
 そんな友弥に構わず、目の前にいる者は話を進めていく。


「率直に言って、まずい状態なんだよね。
 動きが止まってるっていうのは」
「…………はあ」
 それがどうしたと思うが、声には出せなかった。
 とにかく相手の話を聞かねば何も判断出来ない。
 だから、黙って聞くしかない。
 なのだが。
 既にこの時点で、相手が胡散臭いという事を友弥は忘れていた。
 それだけ『時間が止まる』という言葉に力があった。
 その事を知ってる者がいるという事に驚いた。
 もしかしたら、何か有益な事を聞けるんじゃないかという思いもあった。


「そんな状態が続いてると、色々問題になるからさ。
 だから、どうにかしたいんだ」
 話の内容はよく分からない。
 というか、前提となる様々な情報が欠けている。
 だから話してる内容を正確に理解出来ない。
 ところどころ、意味が分からない部分が出て来てしまう。
 それでもまだ相手の話してる内容は、ある程度は把握出来てはいる。
 相手も伝え方を気をつけてるせいだろうか。


「それでなんだけど。
 君は、そういう所でも動けてるんだよね?」
「ええ、まあ」
「それってかなり特別な事なんだ。
 だから気になってね」
「はあ……」
「もしかしたら、君なら何か知ってるんじゃないかと思って」
 そう言って相手は更に尋ねてくる。
「君、夢歌姫の事を知らないか?」
 おぼえのない単語である。
 少し考えて友弥は、首を横に振った。


そろそろ何か無いかな〜 投稿者:ことこと 投稿日:2019/04/21(Sun) 21:31 No.3345  
aino02.jpgみたいな感じで見に来ました。
某遊戯形態情報サイトも無くなってしまい先が暗いですね。
ツイッター使ってないのでさすがに作らないとダメなのかなぁと感じます。
(無いとブラウザゲームの事前登録ボーナスも無いですし)


Re: そろそろ何か無いかな〜 茉森晶 - 2019/05/01(Wed) 19:13 No.3355  

admin.jpg>ことことさん

今でも気にしてくださって嬉しいです。
何もなくて、本当に申し訳ありません……。
同人誌の方で、また過去キャラの漫画があるかもなので
その時はよろしくお願いします……!

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